2017年02月01日

経営改革完了!

2012年より5年の年月をかけて粘り強く取り組んできた財務改善と人材育成両輪の経営改革がこのたび完了しました。それは主観によるものではなく、第80期決算報告書という誰の目にも一目瞭然の形で残すことができたことも併せてご報告致します。

リーマンショック後、当社における古き良き時代最後の決算は2009(平成21)年で、その時の売上高(年商)は約16.7億円でした。あれから7年。残念なことに東日本大震災、電子化、少子化といった時代の影響を受け、この7年間で5億円も売上は減少してしまいました。

「年商が3分の1も減少すれば、通常は倒産リスク大」。
しかし当社はそうはならなかったのです。

経営改革の初めに着手したことは、銀行経由でコンサルティング会社に依頼し、社員の不満をヒアリングしていただくことから始めました。と同時に、会社という日常の大半を過ごす場所に於いて、全社員がやりがいを持って働けるように願い、その問題解決にあたりました。人材育成にも取り組み続けました。

「時代の流れに希望を失うことなく努力し続ければ、そこから希望やアイデアも生まれてくる!」と、社員達の士気を鼓舞し、絆も深まっていきました。

その結果、人は育ち、いかにして効率的に仕事ができるかという視点に立って動くようになった過半数の社員達のもとで、私は全ての勘定科目について徹底的に内容を見直すことにも成功しました。

目に見えて会社の信用力に繋がる資産・負債についても4年半かけてテコ入れしました。それは貸借対照表に一目瞭然に表れており、今回の決算で不良債権もゼロ。ここ数年の決算内容の改善を各銀行は大変評価して下さっています。

これらの結実として位置付けるべきが2016年11月末の決算書であると私は考えております。

売上が減少してしまった中で、平成21年度、今より5億円も売上の多かった時以上に、しかも対前年約4倍もの営業利益を、リストラどころか賞与を増額し、必要な資産も購入した上で計上することができました。

以上、感謝を以って経営改革の最終報告とさせていただきます。

         専務取締役 藤本 知子

上記のことを今朝の朝礼で全社員に通達しました。

経営改革をスタートさせた5か月後の2012年7月10日に" being & doing "を開設しました。当初は経営改革の一環で社員報として用いたいとの思いで書き始めましたが、社外からの反響も耳にするようになり励まされました。

おかげさまで5年の時を経て努力が報われた結果をご報告できますのは感謝でいっぱいです。
今日こうして当初の目的を完了させることができましたので、" being & doing " はこの記事を最終として終了いたします。ご愛読くださりありがとうございました。

最後に、山本有三の言葉を贈ります。

ユキと散歩A.jpg「たったひとりしかない自分を、
 たった一度しかない人生を、
 本当に生かさなかったら、
 人間、生まれてきたかいがないじゃないか」


そして、ピーター・ドラッカー(経営学者)の言葉を!

「我々が利用できる資源のうちで、
 たえず成長と発展を期待できる唯一のものは、
 人間の能力のみである」。


これからも「より良き」を目指して励む所存ですので御指導くださり、互いに影響し合いながら良き日々を重ねていきたいと願っています。

posted by being&doing管理人 at 14:25 | 百事一新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月04日

美濃紙業 ここに立つ

今月の朝礼は8日に支給される賞与を前にして、藤本知子専務は今夏の経済状況から話し始め、商工中金の「中小企業の賃金動向に関する調査」の詳細分析をもとに賞与額を検討したことと、ビジネス情報サイト・ダイヤモンド社が6月25日付で公開しているニュースを抜粋紹介しました。

「夏のボーナスは自動車が一人勝ち、中小は支給なしも」


東証上場、500名超の大企業は(総平均90万)、我々中小企業とはまあかけ離れた世界です。しかし、中小企業庁によると日本の99.7%が中小企業(421万社)で、働く人の7割(69.7%、3,200万人)が日本の53%を支えているのです!

続いて、大阪シティ信用金庫が20日に発表した「中小企業の夏季ボーナス支給状況」を説明して、次のように語りました。

この2月から勤続年数によらず、また情けによる平等配分もせず、頑張る人を評価するという方針に変えました。現時点で、当社は大阪において明暗が分かれた「明」の会社です。これは社員の頑張りと財務管理が両輪となって初めて実現している事だと私は考えます。

取締役と営業会議に出ている人以外は、私が日常いかに厳しい発言をしているかをご存知ないわけですが、その厳しさは全て、経営理念に根差したものです。

厳しい薄利多売の競争下において、適正利潤を追求し会社を存続させていくこと、お客様に信頼されること、そして、頑張る社員のみなさんにその対価を可能な限り受取って頂き、みなさんの喜ぶ顔を見るのが私の経営目的の一つでもあるのです。

さて、今回は初めて多くの会社に働きかけて採用活動をしたのですが、そのうち大手1社が私へのヒアリングとホームページ “Being&Doing”から次のような企業概要を作成してWeb公開して下さいました」。


『ビジョン』  
社内的には営業の主力が若手に転換した今、経営体質や合理化を抜本的に見直し、人材育成にも意欲的に取り組んでいるところです。

自社と他社の2つの焦点を持ち、柔軟性と可能性を抱いて知恵と情報を共有し、互いに協力することによって時代の変わり目を乗り越えていくことができると確信しています。

同社は社会的必要に応えて商売しているという使命感に支えられ「最善は常に未来にあり」をモットーに挑戦し続けてきました。

どんなに時代が変わろうとも変わらぬものがあり、変えてはならぬものがあります。リーダーは、それを見失わずに前進していくビジョンをお持ちです。

先ほどの話に戻りますが、11月末、また皆さんの喜ぶ顔を私は見たいです。
その賞与を支給できるかどうかは、全体会議でも言いましたが、既に始まっている下期の売上次第なのですから、これからも団結して頑張っていきましょう。

これからも準家族である社員を大切に共に成長していきたいと思います。

チャップリンは、「もし下を向いたままならば、虹を決して見つけることはできないだろう」と言っています。

「最善は常に未来にあり」と口ずさんで、良き職場環境という岩の上に私の目指す事業を堅実に展開していきたいと願っています。


posted by being&doing管理人 at 12:38 | 百事一新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月02日

全人的経営こそ社員を生かす

世代交代の新体制に入って1ヶ月過ぎ、毎月初めに持たれている昨日の朝礼で藤本知子専務は今一度、自らの中核にある全人的な経営理念を熱く語りました。

少子化、電子化といった厳しい時代により紙の需要が減少している中で、それでも創業70年の和洋紙卸商として生き残っていく為にはどうすればよいのか。

やはり最初に出てくるのは適正利潤の追求でしょう。これは商売の基本でもありますが、その為には利潤を得ていた過去のどの時代よりも、今こそ社員が一つとなることが必要だと私は考えています。
 
最近の私は、数年前は頻繁に出席していた経営者向けセミナーにめっきり足を運ばなくなりました。セミナーでは経営理念や人材育成などのテーマを取り上げ、それらが特に人気があるテーマのようですが、今の私の考えでは、これらについてはノウハウを学んで事に当たっていくよりも、私自身の全人格を真正面から社員にぶつけていく、その真剣な熱意と誠実な姿勢こそが重要であると信じています。

そして、この事は私の尊敬する松下幸之助さんも仰っていることなのです。本日も私の愛読書から先の話の具体的内容ともいえる部分を抜粋して皆さんにシェアしたいと思います。

これは松下さんが経営者向けに書かれた著書ですが、皆さんの中に、もし「彼は過去の人だ」と思っておられる方がいらっしゃるならばそれは間違いであると私は考えます。

何故なら、どれだけ時代が変わろうとも過去・現在・未来において決して変わらぬ不変の真理というものがあり、それを語っておられるからこそ私は松下さんを尊敬しているのです。
では抜粋してお読みします。

商売は真剣勝負である。その勝負のときに、社員が汗水流して働いてくれている姿が見える人、その成果を無にできないと思える人は、強い。     

こっちが値をつけても、「何を言うとる、そんなもの売れるか、相場はこうやで」と、こうなりますな。・・・(略)・・・「松下さんこれ高いな、よそはもっと安いで」とこういう場合があります。そのときにぼくはね、「しょうがおまへんなあ」と言うてまけなかったんです。
 
そのとき、ぼくの目に浮かんだのは従業員の姿ですわ。
原価が1円のものを1円15銭と言うて高いとおっしゃる。すると自分の働きが悪いのかということですね。自分の働きが悪ければ、これはしかたない。

しかし顧みて、自分の働きは悪くない。一生懸命働いている。よそよりコストが高くついているはずがない。またそのとき、10人なら10人の者が朝の7時から晩の7時まで一生懸命働いて、汗水流しているのをぼくはこの目で見ていますわな。
 
ぼくは、その人たちの成果というものを無にすることはできないと思ったんです。だから「高いからまけろ」と言われても・・・しょうがないなあ、よそが安うするのやったら、うちも安うしないとしょうがないと思ったら、あきまへんのや。

ぼくはそのときに、一生懸命働いておったかということを自分で考えた。また従業員の10人なら10人が、汗水たらして働いているその成果を、自分の意思によって無にすることができない。そうすると、非常に強いものが出てくるわけです。(略)何ごとにもやっぱり自分で正しいと思うことには強い。

従業員が一生懸命にやっているのに、自分が簡単に当を得ない値段をつけることは、その10人の働きを殺すことになります。これは自分として許されないことやと私、思うんですね。常に頭に従業員のことがあるんです。だから、強味が出てくるんですね。(略)この10人の成果を無にしてはいけないということがぐっと出てくるから、強くなるわけです。
 

これは経営者として営業について言及しておられますが、この逆も全く同じことです。つまり、他の部署の人達は営業の頑張りを殺すようなことをしていないだろうか?

そうしたことを今一度心に留めながら、今日から始まる1ヶ月も、それぞれの持ち場において真剣に業務に取り組んで頂きたいと願います。


附記:引用文は松下幸之助著『社長になる人に知っておいてほしいこと』(PHP総合研究所編)、「社員の働きを殺していないか」より


posted by being&doing管理人 at 15:07 | 百事一新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月01日

経営陣世代交代して新時代

ビーイング用.jpg

本日2月1日付けで新役員が就任いたしました。      

      専務取締役  藤本 知子
      取  締 役   倉田 俊宏
      取  締 役   櫻井 敏男

社長留任の下で世代交代した3名が加わって業務を遂行してまいります。

これまでの4年間は「何をするか」という行動よりも、「生き方」「在り方」という視点から経営改革を進めてまいりましたが、その積み重ねによって社内の土壌が耕され人材が育ってまいりました。
今では社員皆が同じ方向と同じ目的に向かって邁進できるよう備えられ、これを機に世代交代された新体制で新たなるチャレンジを始めます。

しかし、理念はこれからも全く同じです。
即ち、自分自身が変わることで仕事の取り組み方が変わり、仕事を通して人格を磨き、互いに影響し合いながら高嶺へと上ってまいりたいと思います。

リードする者の生き方、人格が社風に大きな影響を与えていくことを思いますと、これからも人間としての基本を座標軸に定め、明確な理念を以って、社員皆が物心両面に幸せであり、社会に貢献できるように邁進してまいります。

どうぞこれまで以上にご厚誼とご教示賜りまように、よろしくお願い申し上げます。

posted by being&doing管理人 at 15:36 | 百事一新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

経営改革は成就、次の希望に向かって

「あなたの夢は何か、あなたの目的とするものは何か。
それさえしっかり持っているならば、必ずや道は開かれるだろう」。
            ガンジーの言葉です。

「ビーイング」開設ページにありますように、私たちの経営改革は表面的なことではなく、根本的なことに焦点を当てて努力してまいりました。全てに先だって本質に目を向けたのです。
それは時間がかかりますし、難しく面倒なことが多いので、多くの人は避けて通り過ぎていこうとします。しかし、本質を改善しようとしないならばより良き未来は拓かれません。

今では社員のほぼ全員が主体的な姿勢に変えられています。1人ひとりが自分自身の生き方として、自分に任された部署を責任を持ってやる、やろうとの意気込みでやっており、社員の在り方が目に見えて変わりました。

人生においても同じように、その根本となる人生の座標軸が正されてこそ良き生涯が築き上げられていくのであり、会社の基本軸を明確にしなければ、仮に皆が意欲的であったとしてもそれは徒労でしかありません。

過ぐる2年10ヶ月間で1人ひとりの努力により、目下の経営改革は成就されたことをご報告させていただきます。2015年からは皆が同じ方向を向き、同じ目的意識をもって励みます。

厳しい時代にあっては成果を上げるのは多難でありましょう。しかし、私たちは目に見えないものを大切にする価値観で、誠実に良き戦いを戦い抜きたいと思います。激動の時代だからこそ「美濃の家族」の絆も強められていくことでしょう。

今年も多くの方々に助けていただきました。それはまさに絶妙の真理として導かれてまいりました。心から感謝申し上げます。

anime-tree1.gif来る2015年もどうぞよろしくお願い申し上げます。そして、皆さま、どうぞ希望の新年をお迎えください。

posted by being&doing管理人 at 19:19 | 百事一新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする